熊切監督

昔、俳優として思い悩んでいた時

30歳過ぎて、なーんも形になってない自分

俳優やりたいなんて、いい歳して何やってんだよ…

って思われているだろうとか、色んな事を考えていた時に

ENBUゼミの夜間俳優コースで講師をされていた熊切和嘉監督の事を知った。

この歳で、専門学校へ通うのか??なんて悩んでいた時に

ひとまず、前年度の作品の上映を見に行ってみた。

そしたら、だいたいどんな作品も専門学校の作品といういくつもの作品の中

本気MAXな映画があって心を鷲掴みにされた。

それが熊切さんの映画「冬の花火編〜妹の手料理」だった。


そして自分はその翌年、熊切さんと出会うわけですが

俳優を見つめる眼差し、演者のどんな些細な事も拾い上げようとしてくれる愛情に

深い映画愛を感じました。

そんな熊切監督の最新作「武曲」、面白かった。

映画館にお客さん3人しかいなかったのですが…

この素敵な映画を知らない人、損してるよなぁ…なんて思いつつ

この作品の為に、映画の舞台となる鎌倉に熊切監督は移り住んだという噂を聞いていたので

劇中の綺麗な実景が目にしみました。いろいろ書くとネタばれになりそうなので

控えます。是非劇場で。

劇場を出たら、綺麗な夕焼けでした。

いつか、熊切さんにオファーされる女優になるぞ。