ART冊子最新号で紹介頂きました♪

作品名： perfume bottle アーティスト： YoshikoLee 作品説明：この「perfume bottle」は写真作品ですが、(フォトグラムという技法）印画紙に影を焼き付ける技法で、一点物です。 「perfume bottle＝香水瓶」というタイトルですが、心の中に秘めた誰かへの愛情の抽象的なイメージです。 好きな香水の匂いを想像して見て頂けたら嬉しいです。 これは、真っ暗な暗室に何個も水風船を持ち込んで焼き付けたもの。当時、沢山の水風船を膨らませてそれを抱えて暗室を出入りする私を同級生は怪訝な目に見ていたと思います笑

作品名： never forget you アーティスト： YoshikoLee 作品説明：この「never forget you」は写真の フォトグラムという技法を使用しています。 真っ暗な暗室で印画紙の上に物の影を焼き付ける技法なので、世界に一枚しか存在しない一点物の現物です。 「never forget you」というタイトルは、何かを紙に焼き付けるというフォトグラム技法が、誰かの思い出を心に焼き付けるという、人間の記憶に重なると感じた事と、年を重ねるごとに友人や周りで亡くなる方が増え、そんな彼らが生きていた事を「絶対に忘れないよ」という想いを込めてつけたタイトルです。 学生時代に大学の暗室で作った作品ですが、当時、沢山の水風船を膨らませてそれを抱えて暗室を出入りする私を同級生は怪訝な目で見ていたと思います（笑） 同じ人間の心の記憶シリーズで「Your memory」という作品もあります。

作品名： マスカット アーティスト： YoshikoLee 作品説明：この「マスカット」は、真っ暗な暗室の中、ヨーグルト瓶を印画紙の上でコロコロ転がして上から光をあて焼き付けた、フォトグラム技法の写真作品で、大好きな葡萄をイメージして配置したものです。 フォトグラムは、うまく露光できると、色がとても幻想的に出るのですが、「マスカット」は、ヨーグルト瓶シリーズの中の1点で、色の露光時間で変わる色味の絶妙な色合いの中でも葡萄のような緑と紫の発色が綺麗に出たものをピックアップしました。（照射する光の秒数と色味の調整でこんなにも変わります） 額もお気に入りのゴールドの額に入れてあります。

作品名： Dancing yogurt(Pink) アーティスト： YoshikoLee 作品説明：私の母校多摩美術大学のグラフィックデザイン科には、大学三年次に写真コースという履修科目がありました。 私はそのコースを取っていたのですが、教科書で見た幻想的な写真技法「フォトグラム」という作品に魅了され、学内にある暗室にこもり、来る日も来る日も取り憑かれたように 作品作りをしていた時期があります。 この技法は、真っ暗な暗室の中で、真っ白いカラー写真用印画紙の上に何か物を置き、それをカラー引伸機で露光させる技法。 印画紙は、オレンジの光はシアン、緑の光はマゼンダ、紫の光は黄色というように、照射する色によって浮き出る色が変わります。 その特性を理解し、そして更に置く物の配置がそのまま焼き付くので、真っ暗な中で、それを綺麗な仕上がりを目指して色々試す訳です。 真っ暗な中でやる作業なので、焼き付けた後、像が浮き上がるまで一体何色で、どんな形が浮き出るか分からないスリルと感動があります。 フォトグラム作品はいくつかCasieさんにお預けさせて頂いているのですが、この「Dancing yogurt(Pink)」は、疾走感を出したくてヨーグルト瓶を真っ暗な暗室の中でコロコロ転がして焼き付けました。 フォトグラムは、うまく露光できると、色がとっても綺麗に出るのですが、「Dancing yogurt(Pink)」は、ヨーグルト瓶シリーズの中の1点で 色の露光時間で変わる色味の絶妙な薄さと濃さ、神秘的な色、特に違う種類のピンク色のハーモニーが好きな作品です。（照射する光の秒数と色味の調整でこんなにも変わります） 額や各作品の周りを囲むマット紙は、綺麗なピンク味が引き立つような配色を選びました。

作品名： 冬のぬくもり アーティスト： YoshikoLee 作品説明：私の母校多摩美術大学のグラフィックデザイン科には大学三年次に写真コースという履修科目がありました。 私はそのコースを取っていたのですが、教科書で見た幻想的な写真技法「フォトグラム」という作品に魅了され、学内にある暗室にこもり、来る日も来る日も取り憑かれたように作品作りをしていた時期があります。 この技法は、真っ暗な暗室の中で、真っ白いカラー写真用印画紙の上に何か物を置き、それをカラー引伸機で露光させる技法。 印画紙は、オレンジの光はシアン、緑の光はマゼンダ、紫の光は黄色というように、照射する色によって浮き出る色が変わります。 その特性を理解し、そして更に置く物の配置がそのまま焼き付くので、真っ暗な中で、それを綺麗な仕上がりを目指して色々試す訳です。 真っ暗な中でやる作業なので、焼き付けた後、像が浮き上がるまで、一体何色で、どんな形が浮き出るか分からないスリルと感動があります。 フォトグラム作品はいくつかCasieさんにお預けさせて頂いているのですが、この「冬のぬくもり」は、多摩美の裏山のカラカラに枯れた落ち葉をフォトグラムによって、色鮮やかな作品として焼き付けられるのでは!という試みた実験作品でもあります。 結果的に、照射した光が固い枯葉の隙間から様々に反射して、思いがけず素晴らしい発色を出すことができ、プリントが上がった瞬間はその色合いに私自身がとても感動した作品です。